令和5年度上越地域職域健診懇談会が開催されました
令和5年度上越地域職域健診懇談会が、11月8日（水曜日）に「デュオ・セレッソ」（上越市西城町）で開催され、上越労働基準監督署、新潟産業保健総合支援センター、高田労働基準協会、及び事業所衛生担当者等約180名が出席されました。
開会挨拶の後、お知らせとして上越労働基準監督署安全衛生課長町田様より管内の労働災害発生状況及び4月1日から施行された労働安全衛生法施行令の一部改正点について説明があり、その後、上越保健所の保健師、志田様からは健康経営の進め方及び健康づくり出前講座等の説明をいただきました。また、当センターの事務連絡として「健診業務担当者様向け総合メニューサイトのご案内」をさせていただきました。
特別講演では、東京都医学総合研究所 脳・神経科学研究分野長 長谷川成人先生より「認知症やＡＬＳ等の病気の解明に向けた研究の取り組み」と題してご講演をいただきました。認知症やＡＬＳ等の難病は、異常を起こしたタンパク質が脳の細胞間を伝わって広がると考えると病気の進行が説明できることや、タンパク質がどのような構造で蓄積するのかを解説し、構造を利用した診断や治療薬の開発が進んでいるとの説明がありました。参加者からは、認知症などのメカニズムがとても勉強になったとの声が多く聞かれました。
特別講演 長谷川成人先生
研修の様子